現在形と現在進行形を使い分けよう

―「I play」と「I am playing」の違いが分からないあなたへ―

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❌「え？今のことを話してるのに伝わらない…」

英会話を始めたばかりの初心者さんが必ずつまずくのが 現在形と現在進行形の違い。

たとえば：

I play the piano.
I am playing the piano.

どちらも日本語にすると「私はピアノを弾きます」。
でも、英語ではニュアンスがまったく違うんです。

👉 この違いを理解できていないと、相手に「何を言いたいのか分からない…」と思われ、会話が止まる最大の原因になってしまいます。

✅ 現在形は「習慣」／現在進行形は「今」

実はとてもシンプル。
「現在形」という名前で誤解してしまいがちですが、「現在形」とは今現在のことを言うのではなく、習慣・繰り返す行動・いつもの状態のことを表します。

I play → 習慣・繰り返す行動
I am playing → 今この瞬間の行動

例文を見てみましょう。

I play tennis every Sunday.（毎週日曜にテニスをします）
I am playing tennis now.（今テニスをしています）

📌 ポイントは「いつものこと」か「今していること」か。
日本語ではどちらも「する」で言えてしまうからこそ、英語では混乱しやすいのです。

そもそもI’m Mari.とか、I love you.とかは現在形ですよね。これは、「（いつも）私はマリです。」「（いつも）私はあなたを愛しています。」という習慣やいつもそうだという状態を表しているから現在形で表現しているわけです。
短時間、今現在この時だけ！のことを言いたい現在進行形とは違いますよね。

🎤 さらに便利な現在進行形

現在進行形は「今」進行していることを表す時に使いますが、今現在この瞬間に行動していなくても使える場合があります。
それは「短期間、今取り組んでいること」、「今現在短期間だけその状態にある」ということを言いたい場合に、現在形のずっと、習慣で続いていることと対比させたい時に使います。つまり、暗に「ちょうど今それに取り組んでいるところなんだよ」、「ずっとじゃないけど今はそうなんだよ」ということを１文で伝えることができるわけです。

現在形だと：「I study English.」＝英語を勉強しています。（習慣として、まあまあ長期間に渡って勉強をしている）
現在進行形だと：「I am studying English because I want to travel abroad.」＝海外旅行をしたいので（最近）英語を勉強しています。(ここ最近、短期間だけではあるが海外旅行のために勉強している）
現在進行形で：I am living in Osaka for a couple of months.＝2ヶ月ほど大阪に住んでいます。（進行形を使うことで終わりがあることを示唆している。今だけ住んでいるというニュアンスが出る）

👉 これだけで「今」なのか「習慣」なのかがきちんと伝わり、誤解も減らすことができます。