アメリカ英語とイギリス英語の違いシリーズ②:発音編
〜“water”の発音で分かる!? 発音のクセとリズムの違い〜
🪞同じ英語なのに「通じない!」?
海外ドラマや洋楽を聞いて、「同じ英語なのに、全然違う!」と感じたことはありませんか?
アメリカ英語とイギリス英語は、文法や単語の違いだけでなく、発音やリズムが大きく異なります。
特に日本人が聞き取りに苦労するのが、この“発音の違い”です。
この記事では、よく使う単語を例に、わかりやすく両者の発音の特徴を紹介します。
💡「water」が通じない!?
たとえば、レストランで水を頼みたいときにこう言ったことはありませんか?
“Can I have some water, please?”(お水をください)
アメリカでは「ウォーター(ウォラ)」のように発音しますが、イギリスでは「ウォーター(t をはっきり)」に近い発音になります。
つまり、アメリカでは “t” の音が軽く “r” のようになる(flap T)ことが多いのです。
🎧発音の違いを3つのポイントで理解!
① “r” の発音
アメリカ英語:
「r」を強く巻く
例)car(カーr)、bird(バーrド)
イギリス英語:
語尾の「r」はほとんど発音しない
例)car(カー)、bird(バード)
👉ポイント:
アメリカ英語は「r」がはっきりしており、リズムが力強い印象。
イギリス英語は音がやわらかく、上品で流れるように聞こえます。
② “t” の発音
アメリカ英語:
“water” → 「ウォラー」
“better” → 「ベラー」
(「t」が“r”っぽくなる)
イギリス英語:
“water” → 「ウォーター」
“better” → 「ベター」
(「t」をはっきり発音)
👉ポイント:
イギリス英語では舌先で丁寧に「t」を発音します。
一方、アメリカ英語は音がつながってリズミカル。
③ 母音の違い
アメリカ英語:
「a」の音が広く、口を大きく開ける
例)can(キャン)、dance(ダンス)
イギリス英語:
「a」の音が落ち着いていて、やや短め
例)can(カン)、dance(ダーンス)
👉ポイント:
アメリカ英語はカジュアルで明るい響き。
イギリス英語は落ち着いたトーンで、発音が全体的に控えめです。
🗣️具体例で聞き分けてみよう!
| 単語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
|---|---|---|
| water | ウァラ | ウォータ |
| car | カーr | カー |
| tomato | トメイロゥ | トマートゥ |
| better | ベラ | ベタ |
| schedule | スケジューォ | シェジュール |
| advertisement | アドバタイズメント | アドヴァティスメント |
| privacy | プライバシー | プリヴァシー |
🇺🇸アメリカ英語の発音
🇬🇧イギリス英語の発音
発音の違いがはっきりわかりますね。
特に「tomato」「schedule」「advertisement」は、全く別の単語のように発音が違います。
💡 イギリス発音を楽しむコツ
日本ではアメリカ英語が主流!でもイギリス英語面白い!もっと聞きたい、マスターしたいという方には、ぜひ以下のことをやってみてください!
私もこれらをやってイギリス英語を自分に取り入れてきました!
- 音を“まねる”だけでOK!
単語帳を覚えるより、「声に出して耳で慣れる」ほうが効果的。 - BBCニュースや映画を活用する
『Notting Hill』『The Crown』『Harry Potter』など、
イギリス英語の発音を学ぶには最高の教材です。 - 自分の英語を録音してみる
聞き比べて違いを実感すると、リスニング力もアップします。
🌸まとめ:どちらの発音も正しい!大切なのは「伝える勇気」
アメリカ英語もイギリス英語も、どちらが「正しい」というわけではありません。
英語を話す人の地域や文化によって、音のクセがあるのは自然なこと。
発音の違いを「間違い」と思わず、
「自分が伝えたい英語で伝える」ことを意識するだけで、
会話の自信がぐんと上がります。
まずは好きな英語(アメリカでもイギリスでもOK)の発音をまねしてみましょう!
洋画やBBCニュースなどでシャドーイングするのもおすすめです🎧
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